SCOR [ スコー ]の世界を形作る『星をめぐる旅の記憶』にまつわるお話
+ + +
1.「白い恒星と月」への旅の始まり
わたしが最初に目指したのは、白く巨大な水晶の星だった。
ベージュの星を衛星に従え、ベージュの核から白い光を放つ恒星だそうだ。
最初にその星の話を聞いたのは、天使が集会所にしている星で、紫色にたなびくフローライトのオーロラを、天使の一人(?)と見ていたときだ。
+ + +
「その光はとても明るいけれど、眩しくはないんだって」
天使が語ったその噂が本当ならば、その光をこの目で見てみたい。
+ + +
白く巨大な水晶の星にたどり着くまで、いくつの流星を乗り換えねばならないだろう。
長い旅となろうとも、美しく、まれな光景をたくさん見られる旅となればいい。
Two stars – 白い恒星と月 (pt204-sp-g)
https://scor.thebase.in/items/42128146